ミホコシュラン3 ~物語を生む食体験「kanata」~

まさかのデザートで号泣。

「五感で楽しむ」とはよく聞く言葉だが、それ以上のものを頂けるレストラン。

ミホコシュランおすすめのレストランの中でひとつだけ行けてなかったお店があった。

「京子さん、好きじゃないかなあ~と思って~」

ミホコはこれまで誘わなかった理由を言うときに必ずそう言うが、大抵がおしゃれで独創的で美味しくって素敵なお店。

いったい私がどんな店、好きかと思ってんだろう!?
そこは謎のまま天国へ行ってしまったミホコだが。

 

ポムドテール、改め「KANATA」。ポムドテール時代に一回も行けてなかったので比べようがないが、何か大切な日、大切な人と絶対に行くべき店である。

 

「ランチは5,000円です。」
「どうする?高いからやめとく?」

ミホコの大学時代の親友カヨサンは、「せっかくだから行こうよ」
ミホコの愛娘のえりちゃんも「大丈夫です!」

 

ランチ5,000円にビビった自分が少し恥ずかしくなったが、せっかくだから、、、の声に背中を押してもらって予約をした。

 

ミホコシュランのおススメだけあって、斬新で美しく、「なにこれ?」って何回も言うけど、本当に絶品。それはそれは絶品。

私の人生の中で食べた物の歴史では全く表現できないので、この文章の最後にオーナーシェフさんの送ってくれたメニューの説明を載せますから私からのメニューの説明は割愛します。

 

お皿を下げるときに「川崎さんもお好きでした」と、さりげなくコメントを挟むオーナーシェフ。私たちは、取り止めもない日常の話と、ミホコの若かりし頃の話で盛り上がっていた。

 

デザートは「醤油キャラメルのアイスクリーム」

オーナーシェフが、これが最後というためか、奥に下がらずにテーブルのそばにいて話し始めた。

 

「今日のコースメニューは川崎さんがお好きだったものを思い出しながら一生懸命メニューを組みました。お召し上がりになっていた様子を思い出しながら、お好きだったものを皆さんにも召し上がっていただきたくて。。」

 

えりちゃんも我慢してるのに、私はその場で号泣してしまった。

時間、空間、人、想い、、、全てがいっぺんに押し寄せて来て涙が止まらなかった。

でも、泣きながらほろ苦いキャラメル風味のアイスを完食してしまうところが私なんだよね。

 

店に入る時にヒラヒラと飛んで来たアゲハチョウはきっとミホコかな。

今日もこの言葉でしめくくり、「さすが、ミホコシュラン。」

 


***

KANATAさんより

ご来店ありがとうございました😊

ご事情を伺い、川崎様を想像し作った料理は皆様の事が大好きだ💕というものです。
もし何かを感じたとするなら皆様の心にあるものが動いたのかもしれません。
ありがとうございます。

 

メロディ


①爽

大分のメロンとハーブの冷製ムーススープです。果物の甘さにレモングラス、他数種類のハーブが奏でるメロディ

 

②懐

きゅうりバターのサンドイッチ。
すうようという
昔のきゅうりと
昔の地きゅうり
じゃがいものパン
懐かしいものが新しい形を作る

 

③プルン

帆立と焼きなすのフラン
メロディは軽やかに

 

④愛しくて

イワシのマリネ
15種類の食材にれぞれ違う調理法。
手作り4種類ソース
愛を想うメロディ

 

⑤季節

落花生とイカ、鶏のブイヨンのスープ
廻、季節のメロディ

 

⑥つよく


野草とハモの唐揚げ
鮎魚醤とブルーチーズのソース
たくましく生きる野草のメロディー

 

⑦会い

鷄のイチジク煮込み
フルーツと鶏肉

出会いのメロディ
「思い出」

 

⑧醤油キャラメルのアイスクリーム
日田のまるはら醤油さんのお醤油を使ったアイスクリームです。川崎さんが組み合わせが楽しいと喜んでいただいたものです。

 

※玄米パンbonbon

お店のオリジナルパン蒸して揚げる、もっちりとカリカリの食感を
何?ととても気に入って下さいました。

川崎さまが繋いで下さったご縁。そして私には、皆さまの想いが優しいメロディーのように感じられました。

またお会いできる日を楽しみにしております。

 

「kanata」情報

住所大分県別府市東荘園1-3
電話番号090-8625-1008
営業時間ランチ 12:00~16:00
ディナー 18:30~21:00
定休日月曜、火曜
WEBhttps://www.facebook.com/kanata.naturally/

完全予約制 ※3日前までにご予約お願いします

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