東京

どうも、都会は苦手である

観光地域作りマネージャーの研修で東京に行って来た。

もともと三半規管が丈夫ではないので、乗り物に弱い。飛行機は乗ってすぐ、早く着陸することだけを祈る。

もっとも嫌いなのは電車である。

 

東京では、駅の中は川のように人が淀みなく流れて行き、少しでも立ち止まると舌打ちが聞こえてきそうである。

駅員さんに乗り場を聞いてもまるで機械のような返答であるが、人と会話ができただけでもありがたい。なにせ大分空港を出てからずっと誰とも会話をしていないので、自分が声が出なくなってても気がつかないかもしれない。

 

やっと乗り場がわかり乗車した電車でも、そうしないといけない決まりがあるのかと思ってしまうほど、みんなつまらなそうな顔をしてる。携帯の画面が映っているせいか顔が青白く見える。

乗り換えでホームに立っていたら外国人に声をかけられた

「これは山手線ですか?」

「私も詳しくはないけど、山手線であることは間違いないです」

外国人が声をかけても返事してくれそうな人、に見られたことを少し喜びながら、その外国人と同じ電車に乗った。彼はすぐ次の駅で降りて私に目で合図をして行った。

 

別府駅のことを思い浮かべた。のんびりと歩けるスペースだらけ、スペースどころか駅前には手で触れる温泉が湧いている。マップの前で立っているだけで「何かお探しですか?」と声をかけられる。

「お節介」がモットーの多言語対応スタッフが揃う観光案内所に加え、市民レベルで英語のできる人もかなり多い。何より楽しそうな顔をして歩いてても変に思われない

たったの2泊3日なのに「早く別府に帰りたいな〜」とつい考えてしまう。

 

今回の研修で色んなことを学んだ。日本中の小さな町が色んな独自の取り組みをしていてそれぞれが熱い郷土愛にあふれている。

はるばる海外や他県から別府に来てくれる観光客の皆さんのことを思い浮かべた。

私がこんなにも別府に帰りたいと思ったように、お客様も「また来たいな〜」と思ってくれる別府を創って行きたいなという気持ちがさらに強くなった。

キョーコの部屋
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ビーベップ
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