本場イタリアの味「北浜Casa（カーサ）」

「わざわざイタリアまで行かなくても、別府で本格的なイタリアンが食べられるようにしたかったんです」

笑顔がさわやかなオーナーシェフ首藤謙隆（しゅとうのりたか）さんは、海外や東京で修業をした後に故郷の別府で店を開いた。

首藤さんが作るイタリアンは本場イタリアの材料や素材にこだわった本格的な味。

「ピザにはミラノ風とナポリ風があって、うちはミラノ風なんですよ。生地が薄くてカリカリしておいしいでしょ。日本でよくあるのはナポリ風で、生地が厚くてすぐにお腹いっぱいになっちゃうでしょ」

カリカリピザ好きの私は大きくうなずいた。

広々とした店内には大きな画面があり外国の映画が流れている。

マイクやプロジェクターなども完備され完備されているのは、結婚式の二次会や同窓会などでも利用してもらうためだという。

イタリアに行かなくても、本場イタリアのムードを楽しめる。

お店のこだわりを聞いてみた。

「やっぱり自分自身が毎年イタリアに行って、本場の料理を食べて勉強することですかね。現地でご飯を食べて、店の人にいろいろと質問してたら、時々厨房の中まで見せてくれるんですよ。

わかるんですかね、一生懸命勉強してるっていうのが」

別府に住むイタリア人のアンドレアさんは、時々一緒にお酒を飲む仲間。首藤さんがアンドレアさんのイタリア語講座に参加して知り合ったという。

「Noritakaのつくる“tripe”は絶品だよ。僕の故郷フィレンツェの郷土料理なんだ。

彼の作るカルボナーラも最高の味！」

そんなアンドレアさんのアドバイスがあったので、私は迷わずカルボナーラを注文した。

おかわりしたいぐらいの美味しさだった。

本場の材料を使うとどうしてもコストが高くなるが「リーズナブルな値段で本格イタリアンを提供する」のがお店のコンセプトだという首藤さん。

「彼はワインのチョイスにもパッションがあるから、是非お店に行ったらワインを注文してみて。面白いイタリアワインがそろってるよ」

と、アンドレアさんがウインク付きで教えてくれた。

「お店の情報はホームページやSNSで更新してるので、随時チェックしてください」とのこと。

Casaのこだわりのカルボナーラ　1,480円

広島県産こだわり「真卵」を使用しています。濃厚な味がパスタによく絡んだ一品。

「北浜Casa（カーサ）」の情報