ラグビーに学ぶ

人生は学びの連続である。

 

元APUの副学長で有名な今村先生が「W杯も終わったし集まろーよー!」というのでノコノコ行ってみた。10人ちょっとの集まりで、知っている顔は正直3人ぐらい。

「今村先生―お久しぶりですー」とお声をかけると「もう先生じゃないから、まー君と呼んでねー」と。

急に呼べるわけはないので実行せずに席に着いた。

 

みなさん、IT関係やらやり手女性経営者などの雰囲気。

ちょっと緊張してきた。

何故なら私はいつも英語を使う仕事しているけど、横文字にとんと弱いのである。

横文字使った経済用語やIT用語で話し始められたら、途端に無口になってしまうのである。

さすが今村先生の集めた面々、みなさんそれぞれに活動していてイキイキと仕事のお話をしてくれる。私もそれなりに話すことはあるので、ここはなんとかクリア。

 

フリートークタイムになって斜め前の若者と話してみた。聞くと大手広告代理店系列の会社で20代で部長まで駆け上がり、この後役員になるまでは時間がかかるなーと思って会社を辞めた、という。

「どうやって、そんなに早く出世したの?やっぱりものすごく頭がいいとか?」

「いやいや、頭は悪いですよ。ただ、上司にどうやったらいい点数つけてもらえますか?って聞いて、それをちゃんとしただけですよ」

何という真実をついたお答え。

「みんな、無駄なことばかりしていると思いますよ。したらいいことだけ、すればいいのに」

何という分析力と潔さ。

 

私の仕事で考えてみた。ボランティア時代からずっと、とにかく別府に来るお客様のニーズに応えてきた。

スタッフ全員おせっかい」が売りの案内所である。

誰に教えてもらうわけでもなく、お客様のしてほしいだろうなーということを準備してその都度ニーズに応えてきた結果が今。うん、間違ってなかった。

 

もう一つの学びは今村先生のお言葉。

今回のワールドカップを一生に一回にしないんだよ

また大きな大会を呼べばいいという話か、と思えばそうではなかった。

「大分県民がラグビーという素晴らしいスポーツに触れ、目の前で選手たちのプレイを見ることができた。学ぶべきことはラグビーというスポーツの精神である」

ノーリスク、ノーコストで人を中傷したりして喜ぶ文化がSNSの中で横行してる現代社会である。ラグビーはどうかというと、リスクばかりである。

屈強な鍛え上げた体の選手たちも言うらしい、「全力疾走で走る人にタックルしてぶつかっていくことは正直怖い。でも、仲間がいるからできること。倒れかけた時に必死で投げるパスを仲間の誰かがきっと受け取ってくれると信じて、倒れても倒れても走り続けるんだ」

 

学ぶことが大きい会だった。仲間を信じて前に進めばいいんだと、そう思える会だった。

今村先生、いや、まー君。心からありがとうございました

キョーコの部屋
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ビーベップ
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