「五十の手習いですよ」と話すのは、オーナーシェフの安達千恵子さん。
彼女が目指すものは、北極星のように光り輝いている。そこに向かってまっすぐに歩み続ける姿、行動力には本当に驚かされた。
「花民」のはじまりは、別府の隣町・日出町にある、両親が住んでいた空き家から。
様々な作家の教室、発表の場が「押し花工房 花民」だった。そのうちにお茶を出すようになり、食事も出そうかと2年が経過した。
そして駐車場が広い場所で「食とアートの空間」を実現するため、別府の扇山のふもと、小倉に店をオープン。
「人の出会いを大切にしている」との言葉通り、シングル限定の異文化交流会を月に一度開催している。
薪とキャンドルの灯りの中男女20人ほどが集い、イタリアンとおいしいお酒、そしてアートに触れる素敵な会。
地球温暖化を防ぐために電気を一切使わないらしいが、かなりロマンティックである。参加条件を満たすならば、ぜひ参加したいと思った。
「薪窯ピッツァ&Gallery花民」は今年で12年目。オープン当初はスタッフを雇いピザやパスタを任せていた。しかし飲食店をオープンするならば、自分で料理ができなければいけないと考え、湯布院の「櫟の丘(くぬぎのおか)」に1年間修業に行ったという。それが冒頭の「五十の手習い」の話。
「『櫟の丘 』のオーナー山崎さんは太っ腹で『がんがんピザを焼くといい』と言われて、とにかく毎日たくさん焼くことから始めたんです。パスタの日はパスタばかりどんどん作りました。」
「習うより慣れろ」の精神。
5年前、店主の安達さんが店でピザを焼き始めてから考案されたのが、米粉のピザだという。
「米粉だけのピザは難しかったので、今は大分県産小麦と全粒粉と米粉をブレンドしたヘルシーな生地に仕上げました」
ピザ釜は可愛くて愛嬌のある形。温度が高いので、パリっと仕上がるそうだ。
火をおこすのに使用するのは、クヌギの木。
「クヌギは温度を高く維持するんです。別府の竹も使ってますよ。竹は瞬間的に温度を上げるので、竹の作家さんのところでいらなくなった竹をもらってきています」
話をしながらできあがりのピザが頭に浮かんだのか、安達さんの顔はほころんだ。
安達さんの北極星の下には、温かい炎を燃やし続けるピザ釜と、そこへ集まってくる人たちの楽しそうな笑顔があるんだなと思った。
なるほど、店内は常連さんでいっぱいだった。
BE@BEPPUおすすめメニュー
季節のピッツァ 1,264円
+100円でランチセット(サラダ、ドリンク付き)
旬の食材をふんだんに使用したピッツァが黒板に書かれているので、おススメです。
「薪窯ピッツァ&Gallery花民 (カミン)」の情報
住所 | 大分県別府市小倉1-1 |
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電話番号 | 0977-80-7337 |
営業時間 | 11:30-15:00(O.S 14:30) ※ディナーは当日14:00までの要予約 |
定休日 | 月曜日、火曜日 |
駐車場 | あり |