こう見えて、けっこう前世とか信じてます。
まあ、そう考えるに至るには少し悲しいお別れとかもあったりしたんだけども。
意図せずに縁が深くなる人などは、前世からのお付き合いかしら〜って思ったりして。
大分の都町でお昼しか開いてない美味しいうどん屋さんと言えば
「へんろみち」
その「へんろみち」の大将が大分の「キリシタン」研究の第一人者であることも有名な話。
大将からのお誘いでその勉強会に参加してきました。
バスで現地に赴いての勉強会。
何度も行ったことある臼杵のこんな所に?!
吉四六の里、野津町にこんなに!!そして、「吉四六キリシタン説」まで浮上してワクワクが止まらないツアーでした。
勉強が足りないので内容についてはまだまだ語るに至りませんが、知り尽くして慣れ親しんでいるはずの土地が全く別の角度から見えてくる、不思議な体験をしました。
信仰のない農村、墓も建てられず山や河原に捨てられていた時代に、死んだら墓を建て、生きている間には救いを与えたキリスト教。大分県全てに80ほどの石で作った大十字架があったと言われている。
「へんろみち」の大将に素朴な疑問を投げかけてみた。
「大将は、前世はなんだったと思いますか?宣教師?キリシタンの農民?それともキリシタンをかくまったお坊さん?」
「キリシタンをかくまったお坊さんかなー?見た目もそれっぽいでしょ。お店の名前もそうだしね。僕にとってもお店に来てくれるお客様にとっても、人生そのものが遍路道ですよ」
実は私が今回のツアーで一番感動したのが、この隠れキリシタンをかくまったお坊さんの話の時。
お寺の檀家の名簿を一夜で書き換え、キリシタンの人々を守ったと言われるお寺のお坊さんの話。
そして、もうひとつの感動は、これほど詳細に大分県中のキリシタンの痕跡を調べ尽くし人々に広めようと勉強会をしている大将の言葉。
「僕の調べたことが後世の研究者のなんらかの礎になってくれればそれでいいんです。僕は次の世代に渡す人に過ぎませんから」
大将が歩く「へんろみち」
どこにあるのか探してみようっと。